看護師の切実な悩みとして多いのが、体力不足です。加齢による体力低下は避けられない問題ですが、規則正しい生活を維持すれば、体力の低下を最小限に抑えられます。大切なのは、しっかりとバランスの良い食生活を送って、カロリー不足を防止することです。体力を生み出す根源となるのは三大栄養素であり、これらが不足すると疲れやすくなります。ビタミンとミネラル不足も、疲れやすい体質を招くので注意しましょう。
冷えを解消することも体力作りの基本で、入浴タイムを長めに確保するなどの工夫が必要です。体が冷えると基礎代謝が低下し、疲れの原因となる乳酸を溜め込んでしまいます。時間をかけて入浴すれば、体に溜まった乳酸を排出し、疲れにくい体に導いてくれます。看護師は足が冷えやすい人が多く、それが全身の冷えに波及するケースは少なくありません。足から冷えが発生している場合は、足浴器や足温器などを活用する方法が役立ちます。
1日の疲れをリセットすることも、体力作りの要です。完全なリセットは難しいですが、しっかりと意識しましょう。疲労は肉体から生まれるだけでなく、脳からも生じています。脳を休めるには睡眠がポイントなので、寝不足にならないように注意します。看護師の仕事は、夜勤が多い傾向にあるので生活が不規則になりやすいです。睡眠の質が浅くて熟睡できない人は、睡眠前に軽くストレッチをしてみましょう。このように、運動以外にも仕事に欠かせない体力をつける方法を取り入れることが大切です。